【競売】配当要求の終期

こんばんは。

シナジー・マネージメント  高橋です。

さて、競売の開始決定通知がきてから、

しばらくすると、沢山の不動産会社さんから

ダイレクトメールがきたり、

突然訪ねてきたりします。

これは債務者さんにとっては、良いこともありますが、

とてもストレスになり、特に突然訪ねて来られるのは

精神的にとてもつらいこともあるようです。

どうして、競売になっているとわかるのでしょうか?

それは、

競売開始決定がなされると、裁判所で

「配当要求終期」の公告がされます。

これは、誰でも自由に見ることができます。

この情報を見て、不動産業者さんが、

「競売の前に任意売却しましょう!」

とアプローチをしてくるのです。

この「配当要求終期」の公告とは、こういった不動産業者さんの

ためにされるものなのでしょうか???

違います!!!!!

配当要求の終期とは?

競売を申し立てた債権者以外で、

この不動産が競売になって落札されてお金が納付されたときに

そのお金から配当を要求できる「配当要求資格者」が

配当を要求することができる期間です。

簡単に言うと、

「はいっ!この物件、競売になるよ~。債権がある人は

早く届け出しないとお金あげないよー!!」

と呼びかけることです。(簡単に言い過ぎ?)

では、この配当を受ける資格のある人はだれか?

・差押登記前に登記された仮差押権者

・差押登記前に登記された担保権者

・所有権移転仮登記権利者

・賃借権設定仮登記権利者

・租税その他の公課を所管する官庁又は公署
 (税金など)

です。

この一番最後の官庁又は公署以外は、

配当要求の終期までに債権の届け出をしないといけないのです!

そして、それ以外の下記の方々はもっと大変!

・執行力のある債務名義を有する債権者

・差押登記後に登記された仮差押債権者

・一般の先取特権を有する債権者

は、配当要求の申し立てをしないと、

配当を受け取ることができません!!NG

だから、誰でも自由に見れるように公表するのです。

ちょっと、難しい言葉ばかりですみません。

ちょっと、難しいよ という方は、直接解りやすくご説明させて

いただきますので、お問い合わせください。

では、7月最後の明日も頑張りましょう!

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