住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
10/27のブログで、いつもお世話になっている美容師さんから段ボール1箱分の本を譲り受けたことを書きました。とてもセンスのある素敵な美容師さんですから、彼女が好きな本を自分も読むこと自体がなんだか嬉しくて、まずは初めての浅田次郎さん。タイトルに興味を持って『プリズンホテル』シリーズからさっそくスタート。全4冊のシリーズ、どのくらいかかるかな…と軽い気持ちで読み始めたのですが――、よい意味での想定外でした。あまりに面白くて一気に読了。とにかく、素晴らしく面白かったのです。

単行本の初版は1993年、文庫になったのが2001年だそうですから、1巻目が世に出てから30年以上が経っています。でもテーマが普遍的だからなのでしょうね、時代の変化は感じさせず、『プリズンホテル』の登場人物たちの「情」と「優しさ」、そして「粋」な雰囲気にすっかり魅了されてこんなにも熱中するとは、自分でも思いませんでした。
「人間の再生物語」に惹かれる
ネタバレにならない程度に書きますが、プリズンホテル(通称)はヤクザが経営する山奥のリゾートホテルで、ここを舞台に主人公の小説家、宿泊客、ホテルの従業員たちが織りなすさまざまな人間模様が“浅田節”で描かれます。表面的にはドタバタ喜劇のようでもあるのですが、どの登場人物も実はそれぞれが過去に傷を抱え、それでもこのホテルで人の温かさに触れることで立ち直り、再び前を向いて進んでいく。その姿に、読んでいるこちらは心が温かくなり、読後には生きる力も湧いてきます。
こんなふうに描かれる人間の再生物語が、実は私の仕事にも通じる部分があって、だからこそ惹かれるのかもしれません。
きっかけになり得るものは必ずある
心に深い傷を負った人は、そうそう簡単に再生できるものではありません。時間もかかりますし、出会う人たちからどんな言葉をかけられるか、影響を受けるかも、大切な要因です。しかも一旦閉じた心の扉は、自分でも他人でも、開けることが難しい。でも『プリズンホテル』を読んで感じたのは、どんな辛い思いをして苦しい状況に立たされているにせよ、何らかの突破口、再生のきっかけになり得る何かは、必ずあるものなんだな、ということでした。
こんなふうに生きたい
私は仕事で、同じように心に深手を負い、立ち直ることなどとても想像できないといったようなボロボロの相談者の方に触れることが多いですが、そんな方たちに、私も、プリズンホテルに迎え入れるかのように接して人生再起のお手伝いをしたい。ちょっと大袈裟ですが、久しぶりに「こういうふうに生きたいな」と思わせられたんですね。
本を通じて、人の想いに触れること。そして誰かの「好きだったもの」を受け継いで読むことに、改めて本の持つ力と縁の大切さをも感じた貴重な読書体験でした。
『プリズンホテル』で初めて触れた浅田作品の世界観でしたが、今やすっかり浅田次郎さんのファンになり、映画化もされた『鉄道員(ぽっぽや)』や『天切り松 闇がたり』シリーズも続けて読了。感想を一言でいうならどれも「うならせられる」作品で、情景描写の巧みさや人間観察の深さなど、ひとつひとつに感服しながらさらに浅田作品を読み進めているこの頃です。
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