トッカイ バブルの怪人を追い詰めた男たち


こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット  の高橋愛子です。
今月は前半は名古屋、岐阜、岡山と出張が続きます。
皆さまのお役に立てるよう、仕事をしていきたいと思います。
さて、最近、読んだ本↓
トッカイ
バブルの怪人を追い詰めた男たち
ノンフィクション作家の清武英利さんの最新刊。
トッカイとは、
整理回収機構(RCC)の不良債権「特別回収部」のことを呼ぶそう。
バブル時に経営破綻した住宅金融専門会社(住専)や銀行から選ばれた
バブル崩壊後に焦げ付いた百億以上の大口で、さらに悪質で反社会的な債務者の回収をする部署が特別回収部だったようです。
この本は、著者の清武英利さんが3年半に渡り取材をした実話で、登場人物は実名で書かれています。
バブルの借金王、怪商と呼ばれた不動産業者やヤクザなどからの取り立ての現場もリアルに書かれており、
私も不良債権の現場にいる身ですが、こんな時代があったのだ、、と驚きました。
はっきり言って、この時代に不良債権の不動産の仕事は私のような女では出来なかったと思います。
思い返せば、私が任意売却不動産専門の会社を立ち上げた時は、今から約13年前。
RCCが強烈な取り立てで叩かれていたということは認識していましたが、
住宅ローンの任意売却をメインにやっていたので直接交渉相手としては出てきませんでした。
その後、事業再生に関わる不動産の任意売却の仲介もやるようになり、
RCCが債権者で何度もやりとりをしていますが、この本のように資産隠しをするような悪質な債務者さんではなかったので、
スムーズな任意売却をすることができたと記憶しています。
ただ、当然ながら残債に対する回収はそれなりに厳しいものがありました。
初期の頃のRCCのことは、業界の諸先輩方に聞くことはありましたが、
リアルな現状は知らなかったので、この本はとても興味深く、面白く(表現がおかしいかもしれませんが)、
夢中で読みました。
平成の初期、百八十もの金融機関が次々に破綻した時代があったようです。
私はまだ小学生、中学生の時だと思います。
そして、2千人を超す人々が崩壊した住宅金融専門会社(住専)の処理や、破綻銀行、信組、信金の不良債権処理に繰り出され、
その中心の泥沼にいたのがトッカイだっといいます。
本書では、トッカイにいる社員たちの心の葛藤や仕事に対する正義感、
そして執念の取り立ては数十年の時間をかけての回収劇は心揺さぶるものがありました。
借りた金は返す。
当たり前のことです。
でも、それが実行されず、莫大な不良債権処理に国民の税金が投入され、社会問題となった時代。
そして国策として投入された回収部隊の人たち。
時には自分の仕事を言えないような時もあったと言います。
著者の清武さんは、最後に
トッカイにいた人たちの多くは、バブル崩壊の嵐をまともに受け、うまく体をかわすことをしなかったか、
できなかった人々で、勤めていた金融機関が潰れ、そこから国がしつらえた取り立ての盤上に将棋の駒のように打ち込まれた。
「確かなことは、住管機構と整理回収機構は、あの二十年間に10兆円を超す債権を回収したが、
それはこうした“奪り駒”の打算のない仕事によって積み重ねられた非常な数字だということである」
と述べています。
回収の現場は、命も危ないほどの凄まじく辛いものだったと思います。
でも最後には過去を振り返り、自分たちの仕事に誇りを持ち、
やりきった達成感を感じているトッカイの人たちの言葉にとても清々しい気持ちになりました。
こういった過去に身を削って仕事をしていた人たちがいるから今の不良債権業界は昔に比べ法整備が整えられ、
破綻した人たちも再生しやすい世の中になったのだと思います。
私は、この仕事をしてから一貫して債務者側からの任意売却やコンサルティングをしていますが、
債権者側の利益というものは常に頭に置いており、債権者を欺く行為は絶対にしてはならないと思って仕事をしています。
まだ30代前後の調子に乗っている時にある債権者の方に言われました。説教です。
「この仕事(任意売却)は、債務者、債権者、そして不動産業者も全てWIN、WIN、WINで無くてはならない。
誰かが一人勝ちではダメなんですよ。不動産業者としてしっかりと仕事をしてください。」と。
この言葉は私の仕事をする上での指針となり、いつも心にある言葉です。
この本を読んで、そんな言葉を思い出すと共に、債権者側の思いや信念を強く感じました。
とてもオススメの本です。凄まじい執念の回収劇は、臨場感もあり、小説としてもとても面白いです。
最後は涙が溢れてしまったのは私だけでしょうか。

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