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「投げやり」と「開き直り」の違い

こんばんは

シナジー・マネージメント  高橋です。

先日、物件売却中のお客様からご連絡があり、

「隣の家が電気が止められてるのに犬の声がする

から行ってみたら、ローンが払えないし、もう飢え死にする

と投げやりになっているから、話を聞いてあげてほしい」

とのこと。

驚いて、すぐに行ってみると、そのお客様は、

60代の一人暮らしの男性。

仕事をクビになり、仕事が見つからず、住宅ローンが支払えず、

生活費も底をつき、電気もとうとう止められ、食費も無い。

もう、どうしてよいかわからない

どこに相談してよいかわからない。

相談しても自分なんかに支援してくれるところなんてない。

自殺しようと思っていた とのことでした。

完全に投げやりの状態で、自ら動く、何とかするということが

全くできない状況。もーどうにでもなれ!!という感じです。

私は、とにかく、

「大丈夫です!死ぬことはない!」

となだめ、

ご家族の状況、ローンの状況等を確認し、

生活保護を含めた、すぐにでもこの状況を打破するための

方法をお伝えしました。

そして、数日後、そのお客様は見違えるようになっており、

「本当に良かったです。ありがとうございました。」

と笑顔で言ってくださいました。

絶望的で、笑顔なんて想像もつかなかった数日前。

これから自宅売却、生活立て直しなど、やるべきことは

沢山ありますが、「自殺」という選択肢は無くなったと思います。

金銭的に追い込まれると、精神的にも追い込まれ、

1人で考えてもどうしてよいかわからず、誰にも相談できない

方が多いのです。

何を相談してよいかわからないし、人に言うなんて恥ずかしい。

ということもあるかもしれません。

そのうち、自暴自棄になり、もうどーでもいいや。

なるようになれ。

と投げやりになってしまいます。しかし、

この「投げやり」を「開き直り」に方向転換することが大切です。

「開き直り」という言葉は、悪い意味で使われると思われがちですが、

「開き直る」ことは、物事を前進させることもあると思います。

もーどうにでもなれーと投げやりになるのではなく、

開き直って、ダメでもいいから誰かに相談してみる。

開き直って、恥も捨てて、聞いてみる。

開き直って、頼んでみる。

などなど。

投げやりにならずに、開き直れるか

この紙一重の違いが、全く逆の結果をもたらすことがある。

なので、時には開き直ることも大切です!

私も、どうしよう。。と一人悩むこともあります。

でも、そんな時は、考えていても前に進まないので、

開き直って、前に進むようにしています。

お金の事で命を落とすことはありません。

自分1人だと思わないでください。

このお客様には、すくなくとも

正義感あふれる、親切なお隣さんがいる。

助けを求めて吠えてくれた、愛犬がいる。

助けてくれる、自治体がある。

そして、家族にも再会できました。

開き直って、生きる方が絶対幸せだと思うのですひらめき電球

負い目を感じることは無いのです。

辛いときやダメなときは誰しもがあります。

そこから這い上がって、次は自分が困っている誰かを

助けてあげればよいと思います。

開き直る。

悪いことではないときもありますよ。

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