住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
毎年10月第3日曜日に実施される宅建(宅地建物取引士)の試験が今年も予定通り実施され、去る11月26日に合格発表がありました。今年の合格ラインは33点(50点満点)で、合格率は18.7%。昨今、問題はますます難化傾向にあるそうで、だいたい合格点は35点前後、合格率は15%~17%前後のようです。
いつもこの時期になると私も自分の経験を思い出してしまうのですが、とにもかくにも、受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした!
経験者はわかる「仕事をしながらの試験勉強」の過酷さ
自分の受験生時代は、実際のところ、本当に大変だった記憶ばかりです。
私が宅建士の資格を取ったのは不動産会社に就職してから7年後のこと。先日のブログでも書きましたが、その不動産会社は「超ド級のブラック企業」を地でいくようなところで、かつ、私は営業職だったので、平日も週末もひたすら忙しいわけです。疲れ切った身体に鞭打って満足に勉強する時間など、取れるはずもありませんでした。
不動産業は基本的に忙しい業種なので、たとえブラック企業に属していなくても、「仕事をしながらの試験勉強」については、宅建業者の方ならおそらくわかっていただける苦しみだと思います。皆さん、お互い苦労しましたよね…!
たった1点足りなくて落ちたりすると、本当に自分のすべてを否定されたような気持ちになって、また一年、あの勉強を繰り返さないといけないのかと、大げさでなく、絶望的にもなるものなのです。結果、私は試験に何度も落ち、独学に限界を感じた何年目かにLEC東京リーガルマインドに入学。そこで2年間勉強した後、とうとう合格することができました。
初日から平手打ちをくらった講師の第一声
合格を掴み取れたのは、LECで出会った講師・水野健先生のおかげだと、当時も今も変わらず思っています。学校に入ったものの、その段階ですでにかなり心が折れていた私は、100%のポジティブ思考にはなれていませんでした。来年もだめだったらどうしようーーその気持ちのほうが明らかに勝っていたんですね。
そんな私にとって、水野先生の講義での第一声、「“合格したいな”ではなくて、“自分は合格する”と今ここで決めてください。それさえできればもう半分は合格したようなものです」という言葉に、頬を平手打ちされたくらいの刺激を受けました。根性論などではなく、そのくらいの本気度で試験に立ち向かえということです。
あの一声で、私の肚は完全に座ったと思います。そして、合格することしか考えなくなりました。水野先生の授業はとても面白く、眠くなるようなこともなくあっという間に終わる。今までの勉強は何だったのかというくらい、目からうろこの勉強法の連続でした。これから宅建を受ける人には必ず水野先生をお勧めしています。
大谷選手の言葉に納得させられる
そんなことを懐かしく思い出していた時、たまたま、大リーグの大谷翔平選手の言葉に触れることがありました。
「無理だと思わないことが一番大事だと思います。無理だと思ったら終わりです」
大谷選手が高校時代から座右の銘にしてきた言葉だそうです。背景もジャンルも年齢もまったく違いますが、私に平手打ちしてきたあの言葉は、ああ、要するにこういうことだったんだ、と、とても納得してしまったんですよね。
「無理だ」は敵前逃亡なのではないか
人は、これまでの自分の経験や知見を元に、目の前の状況や対峙している問題に対して自分でバイアスをかけがちです。打開できるかもしれないのに、例えば私の仕事でいえば、「この案件でこういう展開になると、だいたいこういう結論になるものだ」と考え、仮に第三者が代案を出したとしても、「いや、それは絶対に無理だから」と決めつけてしまうようなもの。宅建でいえば、一度試験に落ちたくらいで「やっぱり私には不動産の勉強は向いてない。無理」と、あっさり投げてしまうような人のことでしょう。
それは、諦めるという感覚とも少し違う。諦めは、自分が努力の末に納得した上での決断であれば、あり得ることだと思います。つまり自分が努力することが先です。しかし「無理だ」というのは努力する前の逃げ。極端に言えば、敵前逃亡とも言えるのではないでしょうか。
無理であることを決めるのは自分です。しかし、それを決めるための判断のポイントは、自分が納得できるだけの努力をした結果、初めて見えてくるものだと思います。私自身も長い不動産業での実務経験から、「無理」と決めつけていることもあったと反省しました。
大谷選手の言葉にあるように、成し遂げたいことに対して「無理だと思ったら終わり」です。自分で自分の可能性の芽を摘むようなことだけはしたくないなと、師走の夜長に考えてみた次第でした。なお、大谷選手の母校・花巻東高校時代の恩師である佐々木洋監督の言葉に、こういうものがあるそうです。
「先入観が可能を不可能にする」
大谷選手の言葉とともに、心に留め置きたいと思います。
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