ビジネスパーソンが介護離職をしてはないけないこれだけの理由

こんにちは。

住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。

 

ニュースで流れる自然災害の被害のニュースに雨でここまでの被害があることに驚きと、

悲しみで、胸が締め付けられる思いです。

今回の豪雨によりお亡くなりになられた方々や被災した方々及び

そのご関係者の皆様に対して、哀悼の意とお見舞いを申し上げます。

1日も早く天候が回復することを願います。

 

さて、私事ですが、母が認知症になり、母の介護に悩んでいました。

そんな時にふとネットニュースで目にしたこの本にとても助けられました↓

 

ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由

企業の取締役を務めながら20年以上母の介護をした著者が

「介護離職」のリスクを忌憚なく語り、仕事と介護を両立させる指針が書かれている本。

 

自分の母のこと、介護のこと、漠然とした不安に苛まれていました。

都内で一人暮らしをしている母なので、自分が同居をしなくてはならないのか?

いや、でも同居は難しい・・とずっと心の奥底に抱えた不安。でも、どんどん状況は悪化していき、

「一人暮らしの母親を放っておいている自分が最悪最低な人間なのではないか?」と自分を追い詰めていました。

でも日々の仕事や生活で何もできない日々。負のスパイラルです。

この本に書かれているように、

介護は育児と違い、突然訪れます。

無知な状況で仕事と日常をこなしながらやらなくてはならない。

そういった意味では、育児は準備ができます。

また、育児と違うのは、介護における人間関係は大人同士の関係という事。

役割、義務、確執、恩、金銭、圧力、病気、障害、恨み

など育児とは違うネガティブな心理が複雑い絡み合うことになる。

その通りなんですよね。

自分の親が小さくなり、常識とかけ離れた行動をすることにまず理解ができず、

大人同士なのに話しても通じず、どうしようもない感情になります。

また、介護が始まってからネットで調べればよい、と漠然と思っていても、

ネットの情報を理解する能力がないので、意味が分からない。

本に書かれていましたが、

何か知らないことがあれば、「検索すればよい」という行為は私たちの生活を豊かにしましたが、

同時にネット検索があれば、勉強しなくても良いという誤解も広げてしまったということです。

そもそも、検索する言葉を知らなければ、質の低い知識しか得られず、

むしろ知識の格差を広げるようなツールになってしまうのです。

この格差を埋めるのが、

1.自分は知らないとう認識

2.知りたいという好奇心

3.情報の信頼性を判断するリテラシー

の3つだと考えられているということ。

これは、勉強をすることを通してのみ向上していくものであり、

それが揃っている人にとってはインターネットは、ポジティブな魔法の箱となるとのこと。

よくある

「何を調べてよいかもわからない」

「何がわからないのかもわからない」

「どこに相談してよいかわからない」

ということですね。

つまり、ネットが有る無しにかかわらず、「知は力なり」ということ。

ネットに頼りすぎず、自分で調べたり、勉強したりすることが大切なのだと再認識しました。

この本に出会い、大前提である

「介護とは自立支援である」

ということを知りました。

☑母の自立を支援する。

☑利用できるサービスを活用する。

☑そして、自分を犠牲にしては共倒れになってしまう。

ということを知り、とても楽になり、前向きに専門家に相談できるようになりました。

私の場合は、たまたま母の家の近所の人が地域包括支援センターの人に問い合わせをしてくださったお陰で、

地域包括支援センターの人に色々と相談することができました。

そこから、介護保険の申請、介護保険の受給、ケアマネージャーさんが決まり、主治医も決まり、

デイサービスも決まり、ヘルパーさんも決まり、、、とんとん拍子に介護支援を受けることが出来たのです。

もちろん、自分自身も今までよりは時間を割くことになるのですが、全部自分でやろうと考えていたのを

考えると格段に負担が少なく、また母の自立支援という意味では、母の為にもなっていると感じています。

また、介護支援の方々が

「娘さんは仕事があるのだから、自分で何とかしようと悩むことは無い、

介護保険はお母様が払ってきているのだから受けて当然の権利ですよ」

と言ってくださったことに涙が出そうになるほど、気持ちが楽になりました。とても有難いと思いました。

この本にはそうした知識や考え方などが詰まっています。

親がいる人ならいつかは経験する問題です。

漠然と不安を抱えている働く若い世代の人も多いと思います。1人で悩まずにまずは「知ること」で、

先が見えてきて、前向きになれると思います。

この本に書かれていた

「高齢者福祉の3原則」(アナセンの3原則)

は、私の介護に関する考え方を一心させました。母に対する対応や感情も変わりました。

①生活継続の原則

いかに心身が弱り、厳しい状況になったとしてもその人の生活は、

できる限りそれまでの生活が継続されるべきだという考え方です。

②自己決定の原則

いかに心身が弱り、厳しい状態になったとしても、生き方や暮らし方については、

あくまでも自分で決定すべきであるという考え方です。

③残存能力活用の原則

「できないこと」をケアするのではなく、まだ「できること」を認め評価するという考え方です。

デンマークでは「手を差し伸べる」のではなくて「背中に手をまわす」ことが大切とされています。

自分のことは自分で行ってもらう当たり前を大切に。

 

今後、もっと介護が深刻化してくるかもしれませんが、

今は以前のような不安はありません。

出来る限り、母の自立支援をしていきたいと考えています。

 

そして、この母の介護の悩みを経験し、相談にいらっしゃる相談者さんの気持ちが更にわかるようになりました。

不安で、どうしてよいかわからず、ネットで検索しても間違った知識を得ている人もいます。

介護離職により、住宅ローンが払えない、という人もいます。

そこで、相談してくださる方には出来る限りの正しい知識と知恵を提供したいと思います。

「知は力なり」

知るということだけで、これだけ自分が助けられたのですから。

私の知る限りのことで、役に立つことができるのであれば、これほどうれしい事はありません。

とても素晴らしい本でした。

介護で何かしら不安や心配がある方はまず読んでみることをお勧めします。

 

【7月の土日祝日無料相談会】

7月14日(土)  

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